STORY
✥物語✥
近世ヨーロッパ。ウミユリを象徴とする海の女神・アグアナに守護された国、クリノイド。
その国土は「火」「地」「水」「風」の特徴ある4つの領地から成り、それぞれ『四聖家』と呼ばれる4つの家が治め、独自の文化と思想を維持し、繁栄してきた。 しかし、この半世紀でその発展は止み、かつての威光は失われつつあった。
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若き4人の領主がクリノイド王宮に集められ、アグアナの神託により、風の領地を治める『風の家』の当主ランダルが次期国王に指名される。そして、ランダルへの‘贈り物’として、土着信仰の神、ネリス神に仕えていた『水の家』出身の巫女・イーディスを還俗させ、花嫁して与えられることとなる。
クリノイド建国以来、固く禁じられてきた、相剋する家同士の婚姻。ことに、風の家と歴史的に壮絶な対立関係にある、水の家出身の巫女との婚姻に動揺し、イーディスを非情に突き放すランダル。
イーディスは急な還俗に混乱しながらも、水の家の当主アリオンをはじめ、クリノイドの人々に温かく迎えられ、現実を受け入れ、‘人として’生きることを決意する。そして、ランダルの不器用な優しさに触れ、徐々に慕うようになっていく。
クリノイドの国家的生産力衰退への対応、家同士の因縁による対決にと奔走するランダルも、また、懸命に生きるイーディスのひたむきさに惹かれていくが、自身の出生にまつわる秘密から、クリノイド国王の継承も、イーディスと共に築く未来にも向き合えずにいた。
風の家で互いを慈しみ合い、少しずつ距離を縮めていく二人を引き裂くかのように、クリノイド各地における不気味な自然災害の予兆は、次第に大きくなっていく…
アグアナの国王選定の神託からランダル国王の即位まで、四十四日間の物語 ―
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※ 物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
OP Movie
✥オープニング・ムービー✥ ※音が鳴ります。
Teaser Movie
✥ティザー・ムービー✥ ※音が鳴ります。